見出し画像

人力翻訳×テクノロジーの可能性に惹かれ WOVNへ。ローカライズチームが製品を強固にする【Masashi Yamaguchi】

イギリスの大学で美術史を学ぶために習得した英語力を活かし、翻訳会社で PM として経験を積んだ山口さん。人が商売道具である翻訳業界から、なぜ WOVN のテクノロジーに惹かれたのか、話を聞きました。

山口 将史(Masashi Yamaguchi) / Localize Section Head
2019年5月入社
2006年英ケント大学卒業。美術史理論を学ぶ。帰国後、翻訳会社にて翻訳業務、PM、新規プロジェクト立ち上げまで幅広く経験。WOVN ではローカライズチーム(以下 LO チーム)の責任者として翻訳管理や製品機能開発に携わる。


英ケント大学で美術史理論を学ぶため、英語を習得

私は某有名私立高校を卒業したのですが大学進学はせず、ご縁でギャラリーに就職しました。

そこで必要に迫られアートの勉強を始めたのですが、大学に行き本格的に美術史を学びたい、と考えるようになりました。

一般的に多くの大学が「アートヒストリー」という専攻名だったのに対し、当時イギリスのケント大学だけは「ヒストリー&セオリーオブアート」つまり美術史および美術史理論という紹介をしていて、ひねくれ者で屁理屈好きな私としてはアートの理論を学べることに惹かれましたね。

そうと決まれば英語を勉強し直す必要が出てきます。

入学前の半年間ロンドンへ語学留学。現地でアルバイトとして働くのに十分な英語力を身に付け、ケンブリッジ英検というテストで無事に大学入学できる点数を取ることができました。

結果的に私は今 WOVN の LO チームで働いていますが、英語は美術史を学ぶために必要だったにすぎません。

LO チームの外国籍メンバーは日本語に興味があって勉強した人や、大学で日本語を専攻した人がほとんどなので、私はちょっと異色かもしれませんね。


山口さん1


特定の分野で横に広く学ぶ

イギリスの大学は基本3年間なのですが、私は非ネイティブのために英語力と基礎知識を学ぶファンデーションコースの1年間と合わせて4年間通いました。

最初の1年目は寮に入ったのですが、共同生活を送るイギリス人大学生達の生活態度といったら・・シンクも冷蔵庫も酷い汚れようでした(笑)

また、ある朝目覚めると部屋に鳩がいたこともありました。下から持ち上げるタイプの窓で網戸もなく、2羽目が既に窓の外で待機しており、1羽目を部屋から追い出すのに苦労したのも今となってはいい思い出ですね(笑)


授業では美術史・美術史理論をメインに、写真、哲学、エステティックス(美学)やイタリア語も学びました。

ルネッサンスの起源がイタリアなのでイタリア語が必要だったのですが、英語で学ぶイタリア語というのはなかなか面白かったです。

私はイタリア語知識0からのスタートでしたが、教授がイタリア語でジョークを言うとギリシャ人は笑うんですよね。ギリシャ人はラテン語系なのでイタリア語はすごく近い言語。ずるいなーと思いましたよ(笑)

美術史を選択している時点で興味の範囲は限定的ですが、その特定の分野の中で横に広げていくスタンスは自分の性格かもしれませんね。

6月に黒いガウンを着て、カンタベリー大聖堂での卒業式に参加し、日本に帰国しました。


帰国後、英語力を活かし翻訳会社へ。翻訳ジェネラリストとしてマネージャーに

帰国後は美術系の出版社に入社しました。大学で学んだことを活かそうと思ったのですが、配属が企画営業のような部署でやりたかったこととなんとなく違っていました。

その後、英語ができるから翻訳もできるだろう、という軽い気持ちで前職の翻訳会社に転職しました。そこでは13年間、翻訳という業務の難しさを体感しながら、責任ある多くの経験をさせてもらったのです。

もともと品質保証(QA)担当という形で入社したのですが、品質保証に限らず、プロジェクトマネジメント、翻訳、翻訳チェック、プルーフリード(ブラッシュアップ)、DTP レイアウト調整など、翻訳の受注から納品までの全工程に携わりました。

翻訳会社は基本スペシャリストの集団ですが、その中で私は広く浅く全部触れてきた翻訳のジェネラリストみたいな立場でしたね。

入社3ヶ月後、お客様のところにシステム VPN(Virtual Private Network)を設けて、そこにアクセスしながら翻訳ファイルをアップロード・ダウンロードするというテストプロジェクトに翻訳作業者としてアサインされました。

ですが、責任者が「あとはよろしく!」という感じで急遽ドイツ出張に行くことに・・・

当時、入社して3ヶ月間の研修が終わるとオフィスの鍵をもらうのですが、鍵をもらった当日にこのテストプロジェクトの責任者として、終電を見送って最後オフィスの鍵を閉めました。
今でもその苦労は忘れられません(笑)

他にも、立ち上げメンバーとして関わった医薬薬学の分野で、最終的にはマネージャーをやらせてもらいましたし、ニュース翻訳を担当したときは、即時性が要なので神経をすり減らしながら iPhone 4 が発売されてスペックがどうだとか、Facebook・Twitter・Pinterest がアメリカで流行しているとか、現地の最新ニュースにいち早く触れるなど、新しいことを責任ある立場でやらせてもらったことにとても感謝しています。

画像4

人力翻訳×テクノロジー。期待に胸が膨らみ WOVN へ

前職で実は WOVN を利用した翻訳の打診を受けたことがあったのですが、そのテクノロジーにめちゃくちゃ惹かれましたね。

人力翻訳とテクノロジーを組み合わせたらもっと面白いことができるんじゃないか、という期待感がありました。

カジュアル面談では、人事・LOメンバーと話をさせてもらって2人とも人の良さが溢れてましたね。面白そうな会社だなというのが第一印象です。

次の面談は COO の上森さんだったのですが、質問が飛んでくるどころか時間いっぱい自分の夢を語りまくってるではないですか!(笑)

上森さんが展示会で登壇するのを見学しに行く機会もあったのですが、 T シャツに革ジャンスタイルというのも印象的でした。

当時私は関西にいたので、最終面談は CEO の林さんとリモートで行う予定だったのですが、急遽林さんが北海道出張、逆に私は東京出張という事態になり、応募者の私が WOVN オフィス、林さんが北海道でリモート面談、という不思議な現象になりました。

異色な面談を3回終えるころには、人となりがわかり、WOVN という会社に惚れていましたね。

加えてオフィスの雰囲気にすごく惹かれました。入口に WOVN のロゴがあり、カウンターの後ろに開けたオープンスペースがあって。豪華なわけではなく、シンプルでミニマムでかっこよくて。WOVN らしさを感じましたね。

画像3

 チームが製品を育てている

LO チームでは、各言語のネイティブが責任を持ってコンテンツをローカライズするのがメインの仕事ですが、WOVN という製品のアウトプットは翻訳後のテキストなので、それに対してプロダクト開発側に改善提案するのも大きな役割です。

例えば翻訳のプロだからこそ機械翻訳エンジンの品質評価を実施できたり、誰よりも WOVN を使っている LO チームだからこそ操作性の改善提案ができます。

翻訳者として私が長年欲しいと思っていた「翻訳サジェスト機能」をリリースできた時は嬉しかったですね。

LO チームのフィードバックが反映され、より強固な製品になっていく。製品を育てていることが一番の醍醐味かもしれません。

新機能の提案をしたらプロダクトの開発反応が早すぎて驚いたことがあります。欲しかった機能が2週間で実装されたことがあり、WOVN はテック企業だということを改めて思い知らされましたね。

これからもお客様の満足度を高く保つために LO チームも貢献していきたいです。

WOVN のみんなへ

皆さん、いつも感謝しています。
WOVN が WOVN でいるために、ビジョン・ミッション・バリューはすごく大切だと思っていて、それを意識しながら日々仕事に励めたらと思います。


未来のWOVNメンバーへ

WOVN のビジョン・ミッション・バリューに共感し、その考え方が好きだと思えて、軸をぶらさずにやっていける方とぜひ一緒に仕事がしたいです。


本の紹介

インタビュー中に出てきた本を紹介します。
・「カラマーゾフの兄弟」 ドストエフスキー著 新潮社

本カラマーゾフ


Thank you💚
「Localize the Internet」を掲げる WOVN の「らしさ」を集めた総合誌。 20カ国以上から集まる多様性に富んだメンバーや、大切にしていることなど、黒子企業のインサイドが覗けます。 WOVNカルチャーをインストールしてみますか?