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【新卒3人が聞いてみた】WOVN がなぜ今新卒を?

2022年に創業から9期目を迎えた WOVN ですが、このタイミングで本格的に新卒採用を開始しました。
これまでは中途採用を中心に行なってきた WOVN ですが、なぜこのタイミングで新卒採用の決断をしたのでしょうか?新卒の3名が CEO の林鷹治、人事責任者の田中りずむにインタビューしました。

Q.新卒についてお聞きする前に、WOVN を創業した経緯はどのようなものだったのか教えていただけますか。

林:
もともとプログラマーだったこともあって、土日に趣味で作っていたものの延長が WOVN の始まりです。
過去に、ロガーという車の全ての情報を集めるシステムを開発していました。
そのロガーがインターネットに繋がることですごいインパクトを出せることに気づいたのです。それからインターネットの可能性に感化され、インターネットやソフトウェアの世界にのめりこんでいったのが WOVN 創業のきっかけですね。

Q.インターネット&ソフトウェアの道に進むことを決められた後、なぜ多言語化に至ったのですか。


林:
理由は複合的ではあるんですけど、一つは様々な情報を英語で読むのは大変だったことです。ソフトウェアやインターネットの勉強をする上で単純に英語の情報を日本語で読めたらいいなと思っていました。そんな中、仕事で使っていた AB テストツールの仕組みは言語の出し分けに応用できるのではと思いました。そこから、簡単に多言語化できるものがあればみんな勝手に使うだろうと思い、多言語化ソフトウェアの開発に至りました。

Q.そんな林さんの趣味の延長から始まった WOVN も今年で9期目になりました。そして2022年度には初めて新卒メンバーを採用しました。なぜ、新卒採用を始められたのですか?

林:
「WOVN のネイティブを育てたい」ということが新卒採用をする一つの理由です。
一般的に新卒の方は中途の方と違って、パフォーマンスを出せるようになるには3年くらいかかるといわれているので、現時点で新卒が給料分のビジネスバリューを出せるかといわれると、難しいかもしれません。しかし、まだどこの会社のカルチャーにも染まってない分、WOVN という国でゼロからビジネスを経験する新卒=ネイティブ WOVNeer には、今後 WOVN の文化を体現する者としてバリューを出していって欲しいと思っています。

Q.創業当時から新卒採用を考えていた?

林:
正直、WOVN の製品は作るのも難しいし、売るのも難しい。そのため、当初新卒採用への投資は考えていませんでした。しかし従業員が100人を超え、会社が成長軌道に乗り始めてから新卒採用に投資できる余力も出てきたのをきっかけに、ネイティブ WOVNeer を作る施策として新卒採用を始めました。

田中:
中途採用のマーケットには滅多に出てこない人がいます。転職のことをほとんど考えていなくてずっとその会社に残って出世していく人や起業する人、知人からの紹介でのみ転職する人など。そういう人がどこかの会社に入る前に接点を持ちたくて、新卒採用を進めているところもあります。

Q.優秀というキーワードをよく使われていますが、その定義ってなんですか。

林:
僕らの場合は、会社にフィットする、すなわち WOVN のバリューに沿って行動できることが優秀の定義ですね。WOVN のバリューについて気になる方は、こちらの記事を読んでみてください。

Q.エンジニアサイドとビジネスサイドの新卒採用において、それぞれどのような条件でどのような人材を求めていましたか。

田中:
特に変わらないです。チームワークを大事にできる人、自分から手を動かしてできる人を大事にしていますね。

Q.「伸びる新卒」の共通点ってありますか。

林:
新卒に限った話ではないけれど、目標を変えずにやり方を変えながら進めていけること、悪いと言われたことを素直に直せることですね。目標に対しては頑固でいいけれど、目標に向かっていないと分かったら柔軟に変えられるのは大事なことですね。WOVN はもともとはフリーミアムとしてサービスをやっていたんですけど、これでは「Localize the Internet」という世界観に辿りつくのは難しいとなって、エンタープライズ向けサービスに舵を切りました。これも「Localize the Internet」という目標は変えずにそこに至るまでのアプローチを変えた一つの例です。

田中:
小さな約束を守れることですね。すごく細かいことや雑談で提案されたことも含めて、しっかりと約束したことを素早く実行していくことが信頼に繋がると思います。

Q.お二人が新卒に戻るなら、どのようなスキル、もしくは心構えを持っておきたいですか。

林:
スキルじゃなくて信念に基づいて行動することですね。スキルって手段でしかないので、まずはどの山を登るか決めるっていうのを新卒に戻れるならやっておきたいです。
ただ、どの山を登るかを見定めるためには、まずは色々試すしかない。

田中:
新卒だからといって物怖じをしないことですね。発言しなくて終わるより、発言して怒られたり、足りないところを補足してもらえた方が前に進めると思います。

Q.外国籍の自分(Vu)としては、日本の企業で就職する際、オープンな環境であるかどうかを見ていました。日本企業というとお堅いイメージがありますが、なぜ WOVN はこれほどオープンな環境なのですか。そしてそれはどのように作り上げられたのですか。

林:
単純にいろんな人の意見を聞くことなんじゃないかなと思います。
例えば、WOVN は祝日休みがないんですが、きっかけは外国籍メンバーからの「クリスマス休みが欲しい」という意見でした。* 日本人も正月三が日は新年のお祝いのために休日にしよう、というのと一緒ですよね。

*WOVN では、祝日を通常の出勤日として扱い、その分を有給休暇として追加付与する制度がある

田中:
特別に何か気を付けていることはないですね。

林:
最初に気を付けるというより、採用してメンバーが増えて上手くいかないことがあれば変えるってだけじゃないかな。いきなり「よーし、外国人採用しよう!」ということではなくて、色んな国の人を採用して、色んな人の意見を聞くっていうだけの話じゃないかなと思います。

田中:
それでいうと、日本で働いている外国人は色々大変な思いをしているんだろうなと想像することは大事だと思います。

林:
エンジニアチームで、まだメンバーが5人くらいの時に入ってきたフランス人メンバーがいたんですよ。彼は全く日本語が話せなくて、ある日、トイレから Slack に「I can’t flush」というメッセージをしてきた時があったんですね。トイレには、「大・小」だけで、
「Flush」とは書いていなくて、流せなかったんですよ。その時「あ~」と思いました。

田中:
あと、資料作る時に、日英併記で倍の時間がかかってしまうけれど、ここは妥協してはいけないと思っていますね。

Q.ちなみに僕たちの選考時に見ていたことってどんなことでしたか?

田中:
大学の時に力を入れていたことをちゃんと自分の言葉で話すことができるかどうかですね。
台本にしている人が多いんですけど、台本だというのは分かってしまいます。

林:
分かっちゃうよね。

Q.では、最後に就活生向けにメッセージをお願いします!

林:
就活の軸って、待遇か、職種か、会社の使命か、の3つのどれかだと思うんですけど、新卒の場合はほとんどのケースでやっぱり待遇を選ぶ傾向にあると思います。良い給料、良い福利厚生。でも、待遇で選んだ先は競争率は高いし、その先の未来も楽しくないと僕は思うんですよね。
だから、新卒で選ぶなら「こういう未来を作りたい!」「こういうことができるようになりたい!」で選んだ方が良いと思います。待遇は後から選べますし。
WOVN の場合はミッションに向けて皆が一つになって市場を作っています。Apple が iPhone でスマホ市場を作ったように、WOVN も多言語化の市場を作りたいです。もちろん未知の市場を作るスタートアップということもあって、すごくチャレンジングだけれど良い経験はできると思います。
会社が作ろうとしている未来や、会社が本当に求めている人材っていうのを意識しながら会社を探すと良いかもしれないですね。

田中:
学生の時はなんでもするっていうのが結構大事かなと思います。
その過程でスゴイ人に出会い、その人と一緒に働きたいと思えること。もしくは、会社の雰囲気や目指しているものに共感できるかを大切にした方が良いのではないかなと思います。

WOVN ではカルチャーフィットやミッションへの共感を大切にしていることがよく理解できました!
本日は、お忙しいところありがとうございました!


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https://mx.wovn.io/