
【#Hello WOVN - Eric Flaquière】WOVN という旅
みなさんこんにちは、フランス出身の Eric Flaquière です。今年の 4 月から WOVN でスクラムマスターとして仕事をしています。職場での日常は 100 % チャレンジにあふれており、自分自身の成長と同じくらい、所属する Product Division と会社の改善にも注力しています。
WOVN に入社するまでの道のり
この原稿を書いていて気づいたのですが、大学を卒業したのはちょうど 10年前のことでした。5年間ソフトウェア設計を学び、新たに得た知識を実社会で活用したいと強く思っていました。
その後 5年間は、コンサルティング会社でソフトウェア開発者として、通信会社の課金システム、マーケティングキャンペーンツール、あるいは軍事シミュレーションソフトウェアなど、さまざまなプロジェクトに携わりました。これらの経験で何よりも貴重だったのが、アジャイルソフトウェア開発との最初の出会いでした。当時はまだ誰にも知られていないざっくりとした概念でしたが、「なんとなく腑に落ちる」と感じていたのを覚えています。
その後、 独立系ゲーム開発会社に転職し、1年間経験を積みました(ネタバレ:不発)。ワーキングホリデービザで来日する前の話です。全国をちょこちょこ旅しながらも、1年間は大阪の同じ場所に住んでいました。この 1年間が私を大きく変え、日本に長く滞在したいと思うようになりました。

フランスに戻った数か月後、東京で仕事を見つけ、ラッキーなことに入国制限がかかる 1週間前に日本に戻ることができました。
伝統ある日本の大手上場企業で、新規プロジェクトのソフトウェア・エンジニアとして働き始めました。多くの可能性を秘めたプロジェクトで、私たちのチームも数多くのアイデアを持っていましたが、非常に厳格で古いウォーターフォールモデル的な[1]やり方(2022 年の世界基準で)に直面することになったのです。出された答えが自分の本来の質問と一致しない場合でも、よくある「さすが課長!」と言わざるを得ない感じでした。
「アジャイル」と「スクラム」を提案したとき、私は多くの希望を抱きました。机上の空論にすぎなかったこの素晴らしいプロジェクトを実現し、同時に柔軟性のすごさも示すことができるのではないかと考えたのです。まさに一石二鳥です。ところが、あまりにもギャップが大きく、開発の文化も違いすぎたため成功しませんでした。
結局この経験が WOVN に入社を決意する直接の決め手となりました。駆け出しスクラムマスターであった私は、進歩的でモダンなソフトウェア開発の方法を提供しようと必死になっていました。そのためにふさわしい場が必要だったのです。
[1] ウォーターフォール方式で開発する場合のデメリットは、長期間にわたってフィードバックと柔軟性を欠いてしまう点です。そのため、不満や誤解が生じ、しばしば遅延が発生します。
WOVN との出会い
アジャイルとスクラムについて学べば学ぶほど、これが非常に効果的なプロダクト開発方法であると確信するようになりました。やがてスクラム関連のいくつかの資格を取得し、LinkedIn のプロフィールも更新しました。そんなとき、WOVN が私を見つけてくれたのです。
「Localize the Internet」、実に壮大な構想です。まずこのビジョンが気に入りました。次に WOVN について知り、同社が以前からスクラムを採用していることを知りました。自分の知っていることを実践し、知らないことを学ぶことができる刺激的な環境に身を置くことができると、すぐに思いました。そして私はすっかりその気になってしまったのです。

WOVN での歩み
幸いなことに、私は WOVN の一員となる機会をいただきました。まだ入社して日が浅いですが、さまざまな面で大きな可能性を感じています。まずプロダクトとしての WOVN は、誰もが、いつでも、どこでも、どんなデータにもアクセスできるようにする力を持っています。人類のあらゆる情報が対象です。めまいがしますね。それから、企業としての WOVN は、コミュニケーションと開発のためのモデルを養うのに理想的な場所です。
スクラムマスターとして、私はチームが遭遇する可能性のある障害に気を配り、継続的な改善を目指さなければなりません。このプロセスにおいては、話をよく聴き、さまざまな方法で人に教えなければなりません。誰にでも個性があり、仕事に対する期待も違いますから。
私は、チームレベルであれ、会社としてのやり方であれ、働き方を改善するためのアイデアをたくさん持っています。アジャイルであることは、これまでとは異なる方法でビジネスを行うことを意味すると私は確信しているからです。
例えば、WOVN のような多文化環境では、コミュニケーションに気を配る必要があります。母国語に縛られてしまうと、情報の伝達やアイデアの共有がうまくいかなくなります。私自身も WOVN のメンバーの距離を縮めたいと思い、日本語の上達に励んでいます。
また、プロセスの見直し、評価、改善にも取り組まなければなりません。WOVN は絶えず規模を拡大しています。顧客数はどんどん増え、プロダクトは爆発的に増加するデータを扱うようになり、新しい機能も必要です。
私にとっては、WOVN を進化させ続けることが究極のチャレンジだと感じています。それがまさに、WOVN で日々取り組むべき課題のすべてであり、この仕事がとてもエキサイティングだと感じる所以です。
WOVN で働くということは、非常に優秀な人たちと一緒に働くということです。相手の意見をいち早く理解し、かつ自分の見解も述べることができる人がいると、実に心強いです。WOVN で働く人は、自発的で、努力を惜しまず、積極的で、とても聡明です。社内の人々とのやりとりのすべてが実を結ぶと思うと、ますます仕事が楽しくなります。
そして、この「人」こそが、私が WOVN で働く最大のモチベーションになっているのだと思います。
終わりのない旅
日本にしっかりと根を張りながらも、世界を舞台に活躍し、全人類のギャップを埋めていく。そんな WOVN の未来は輝いています!
いまある課題を解決するのも楽しいですが、WOVN がどこまで進化できるのか、強い期待を持っています。
この冒険に参加できることを誇りに思っています。ベストを尽くしますので、どうぞよろしくお願いします。

WOVNの製品・サービスをもっとよく知りたい方、サービス利用にご興味がある方は、以下よりご確認ください。
https://mx.wovn.io/