ユーザーの行動を読み、バグを探す。世界のゲームで培ったテスター力で QA チームを創設【Francois Hamelin】
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ユーザーの行動を読み、バグを探す。世界のゲームで培ったテスター力で QA チームを創設【Francois Hamelin】

世界のゲームをテストしてきたフランソワさん。Web の知識をつけ、QA チーム創設メンバーとして WOVN へ入社した経緯などを伺いました。

Francois Hamelin (フランソワ アムレン)
QA Team Leader
2018年4月入社
ゲームテスターとして世界を周り、来日後 Web 知識を身につけ WOVN へ入社。 QA チームを立ち上げ、現在はチームリーダーとして活躍中。

LEGO で培ったクリエイティビティ。3DCG に携わるべくゲーム会社へ

私はカナダの田舎町で生まれ育ちました。幼い頃は LEGO でよく遊び、自然とモノ作りやクリエイティブに興味を示すようになっていたのです。

大学はアートを専攻し、デザイン・ドローイング・ペインティング・写真など幅広く学びました。グラフィックの授業の中で「アート×テクノロジー」としてゲームにも使われている 3DCG アニメーションに触れる機会があり、それがすごく面白くて強く惹かれました。

3DCG アニメのフィールドで働きたくて、卒業後はゲーム会社で働き始めました。
そこで QA(Quality Assurance:品質保証)という仕事に初めて触れたのです。

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テスターとして世界のゲームを旅して回る

QA の仕事は覚えることも多く、常に変化する内容をテストすることは楽しかったです。何といっても発売前の新しいゲームをプレーできるのですから!

CAPCOM、スクウェア・エニックス、THQ、コナミなど、世界のゲームチェックを受託し、プロジェクトベースで北米やヨーロッパ、日本などにある彼らのオフィスで仕事をしました。
世界へ出張して各国のゲームをプレーしたのです。

翻訳者と一緒にエラーメッセージやポップアップなどのコンテンツ確認も行いました。ゲームをローカライズする時は、その地域のルールに則っているかを確認することがとても重要です。世界中のゲームを見てきましたが、ゲームにもその国やエリアの特徴が出ますね。アメリカはシューティングゲームだし、アジアはシングルプレーヤーのものが多い。

ビッグタイトルのゲームには200人ものテスターで挑むこともあります。最初はバグだらけなので探すのは容易ですが、終盤に差し掛かると本当に難しい。時には同じシーンを5時間繰り返しプレーして、複雑なバグを見つけ出すこともありました。

1番面白いバグや複雑なバグを見つけた人に贈られる「ゴールデンバグアワード」というものもありました。


身一つで日本へ。WOVN で QA を新設し大量のバグを発見

10年前に私は人生の賭けに出るのですが、日本語ができない状態で前職を辞め来日し、日本で Web エンジニアリングや Web デザインの勉強を始めたのです。
モデルと俳優と、英語・フランス語の先生のバイトで食いつなぎました。

東北大震災があったすぐ後だったので、海外の人はみんな母国に引き上げてしまいました。それで外国人のモデルや俳優が不足しており、たまたま渋谷でスカウトされたのです。

2年間 Web について勉強した後 、フレンチスピーキングのコミュニティで知り合った WOVN 社員の Ludo に紹介され WOVN に入社することになりました。私のテスターとしての経験と、Web の勉強成果をみて、 QA チームを任せてもらえることになりました。

4年前のことなので笑って話せますが、当時はまだ QA チームがなかったので入社した最初の2、3ヶ月で500以上のバグを見つけました(笑)

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インもアウトもコミュニケーションの連続

入社当時は私とすぐ後に入社したメンバーの2人体制で、主にレポーティングパートや、言語切り替えウィジェットの部分をテストしていました。

今は、インターフェースやダイアログ、UI/UX、デザインなども加わり、機能面もデザイン面も基準に沿っているか、かなり広い範囲をカバーしています。

ゲームと WOVN は全く違うタイプの Issue ですが、ユーザーがどう行動するかを考えながら、うまく動いていない箇所を探す楽しみは一緒ですね。WOVN の QA を担うにあたり、Web の知識はとても役立ちました。

QA チームは現在10名ですが、私の想いとして全員に WOVN.io・WOVN.app・新サービス と全てのプロダクトを経験してもらいたいと思っています。全てのサービスに携わった後、そこから必要に応じてアサインしていくイメージです。

私はマネージメントがメインですが、リクエストが常に多方から飛んでくるので、クイックな対応を心掛けています。

例えばお客さんからの問い合わせが CS(Customer Success)に入ると、そこから TS(Technical Support)経由で QA に依頼が来ます。Issue に対して優先順位を定め、プロダクトチームに対応を依頼します。ビジネスサイド・プロダクトサイド問わず、インもアウトもコミュニケーションが本当に多いです。


70%はオートメーション化、パーフェクトプロダクトへの道

QA チームはモチベーションが高く、学ぶ意欲もある良いチームです。
例えばマニュアルだけではなく、1クリックでレポート結果を見れるようなオートメーションテストも導入し、効率化と精度の向上を心掛けています。
4年前と比べるとプロダクト自体の複雑さが全く異なりますが、0だったものが今は70%ぐらいまで自動化できてきました。

プロダクトは常に進化しているので、私たちが取り組むべき新しいテストも途切れることがありません。自動化を進め、リソースを圧迫することなく、良い品質のプロダクトを提供し続ける体制を構築したいです。

QA チームの Mission はパーフェクトプロダクトでバグがない状態を作る。
とはいえ、みなさんご存知のように0バグというのは不可能に近いので良いバランスを目指したいです。

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WOVN のみんなへ

もっと私たちのプロダクトに誇りを持っていきましょう。
プロダクトのクオリティはエンジニアチームはじめ、みんなで高めていくものだと思います。
マーケティングやセールス、コーポレートチームであっても、プロダクトを使うことでフィードバックに貢献することができます。
是非みなさんに、自社製品をどんどん使ってもらいたいです。


未来の WOVN メンバーへ

WOVN はとてもインターナショナルでオープンな会社です。
そもそも WOVN というプロダクト自体が、自分の母国語でインターネット上の情報にアクセスできる快適さや安心感を与える商品ですが、プロダクトと同じ世界観を職場でも体感できる非常にユニークな環境だと思います。多国籍でプロフェッショナルなチームで、自分の言語を使える安心感を持って仕事をすることができます。

そして QA はプロダクトのファーストユーザーです。日本市場だけではなくグローバルで戦えるプロダクトに育てていくことができます。

本の紹介

インタビュー中に出てきた本を紹介します。
・「Don't Make Me Think, Revisited : A Common Sense Approach to Web Usability」 Krug Steve 著 New Riders

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Thank you💚
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