Day1 投資家から見た WOVN の成長ストーリー。 〜誰も読めないサービス名から36億円の資金調達まで〜
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Day1 投資家から見た WOVN の成長ストーリー。 〜誰も読めないサービス名から36億円の資金調達まで〜

2021年9月、 WOVN Investor Day が開催されました。
本イベントは、投資家の方々に支援者の立場から見た WOVN を本音で語っていただくディスカッション形式で実施。 Day1 ・Day2 とゲストを変えての二部構成となっています。

Day1 のゲストには、WOVN 初の出資者であり7年のお付き合いになるインキュベイトファンド(以下:IF)の本間さんと、2019年の資金調達時にリードインベスターを務めていただいた Eight Roads Ventures Japan(以下:エイトローズ)の村田さんをお招きしました。


本記事では、さすがに公開できないぶっちゃけ話だけカットして、Day1 当日の様子をお伝えします。

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エンジニア起業家は稀有。日本経済の底上げになるかも?

上森(WOVN : MC)
本間さん、村田さん本日は宜しくお願いします!
早速ですが1つ目のトピック「WOVN との出会い」を教えていただけますか?

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本間(IF)
林さんが起業するタイミングで投資をさせていただいたのですが、当時エンジニアで企業する人は少なかったし、面白いと思って会いに行ったんですよ。

聞いてみると「オプティマイズリー(Web サイトの AB テストツール)をこの領域に適用する」みたいなこと言うわけです。SaaS とか MRR なんて言葉もなかった時代ですよ?何言ってるのか本当にわからないってなりました。

林さんの言ってることは当時も今も変わってないんですが、やっと時代が林さんについてきたというか、当時は異色すぎてついていけなかった(笑)


林(WOVN)
いやいや、それはないです(笑)


本間(IF)
あとオフィスにテント張ってたでしょ?あれも時代を先取ってるよね。西海岸っぽいというか。今そういうスタートアップも多いんじゃない?

林(WOVN)
アウトドア製品って安くて強いんですよね。あと当時は会社に泊まることもあったので、テントだとそれだけで楽しいじゃないですか。

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上森(WOVN:MC)
村田さんとの出会いは2018年の秋ぐらいですよね?

村田(エイトローズ)
仕事柄、海外含む企業の Web サイトって相当数チェックするんですよね。たぶんみなさんの思っている以上に。
そこでたまたま右下に「W.」のマークが出ているサイトを複数見かけて、なんだこのマーク?ってずっと気になっていたんです。

後日、参加したインキュベイトファンドのイベントで、上森さんが WOVN のプレゼンをしているのを見て「あーこれか!」って。やっと繋がりました。

僕はビジネスって摩擦を取り除くことだと思ってて、例えば、Amazon は本屋で探す手間を省くし、Suica は切符を買わずしてタッチで完結。WOVN の話を聞いた時に、あれ?Web サイトの多言語化って摩擦だらけじゃん、ってなったんですよね。ミラーサイト立ち上げて翻訳入れてって。

日本っていい国なのに情報発信が苦手でもったいない。機会損出ですよね。摩擦なく発信できれば日本経済・社会全体の底上げになるなと、WOVN のピッチを熱量高く聞かせてもらいました。

上森(WOVN:MC)
投資前に企業調査があるんですが、村田さんはとにかくビジネスモデルを理解しようという気概が印象的でした。自分たちよりも業界に詳しくなるくらい。

テックドリブン&ビジネスポテンシャルの高い会社

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上森(WOVN:MC)
そんな WOVN っておふたりから見てどうですか?本間さんは何百社と見てると思うんですが。


本間(IF)
WOVN の好きなところは、意識高い系なところですね。
「こういう思想でプロダクトを創っていかなきゃいけないよね」というのを大事にしてる。

シリコンバレーで大きくなるスタートアップって短期目線と長期目線をうまくバランス取ることが多い印象ですが、WOVN も足元の売上などは意識しつつ、プラットフォームに早いタイミングで切り替えたり、長期的に見てテクノロジーの基盤を整えにいったり。
このロングタームのビジョンを持っていることがいいですよね。

そして海外投資家受けがいい!
WOVN の話をすると「なにこれ面白い!聞いたことない SaaS だね!」ってなりやすい。クライアント事例として日本を代表する会社も多いから、日本では WOVN がインフラとして動いてるんだな、って思ってもらえる。

あとは、マネジメントの仲が良いですよね。メンバーはどう思ってるかわかりませんが(笑)

村田(エイトローズ)
本当に WOVN ってテックドリブンな会社ですよね。
林さんのプロフィールに「元エンジニア」って書いてありましたけど、技術者の経営者で事業を成功させているのは希少ですよ。これも上森さんを中心にチームで Google エリックシュミットの役割を担っているからなのかな、って感じます。

そして技術主導に加えて、プラットフォームプレーができる。日本の社会全体に薄皮をはれるようなビジネスポテンシャルが高いことが特徴ですね。技術とポテンシャルが両立しているのは面白い。

BtoB・BtoC・インターナル・エクスターナルと、社会の面全部出来てしまう。今後もっとデジタルが街中に染み出してくるとオフラインもターゲットにできる。目立たないかもしれないけど、社会の隅々まで浸透しうる広大な領域を狙えるビジネスですよね。

希少なマネジメントミックス、そして超テックドリブン、あと、広範囲まで薄皮をはれるビジネスポテンシャル。ちょっと褒めすぎですかね?(笑)


上森(WOVN:MC)
いや、もっと褒めてほしいです(笑)


村田(エイトローズ)
逆に言うとそこをみなさんが期待値として持てると、壮大な冒険になるのかなと。目の前の対応1つ1つは大変だと思うんですが、じわじわと WOVN のレイヤーが社会の下に敷かれていって、その最前線が今どんどん拡がっていってるんだ、と思えるといいですよね。


林(WOVN)
本当にその通りです。ありがとうございます!


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コンセプトは当初と変わらず。SaaS スタートアップの代表格に

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上森(WOVN:MC)
次の質問です。投資してから WOVN は何が変わりましたか?本間さんは途中を覚えてないと仰ってましたが(笑)


本間(IF)
2014年と同じことなんてないですよね(笑)テント張ってたところから、今回の36億円の大型資金調達まですごい山を登ってきたと思いますよ。同じ会社であることが信じられない。

逆に変わってないことで言うと、林さんは変わらないですね。
僕も様々な事業を見てきましたが、7年も経てば事業もピボットしたりしますけど、WOVN は変わらず当時のプロダクトを全く同じソリューションとして提供している。林さんの見立てのコンセプトに本質があったんだろうなって、そこがすごいと思いますね。


上森(WOVN:MC)
村田さんはどうですか?


村田(エイトローズ)
スタートアップエコシステムでの WOVN の注目度というか、立ち位置はずいぶん上がったなと。事業の面白さとか、人材の質とか、日本を代表するスタートアップの1社になられた感じがしますね。

WOVN でのキャリアは、メンバーそれぞれが将来語れる成功体験になると思いますよ。逆に語れるように頑張る、っていう循環ができるといいですね。WOVN もまだまだ歩みを止めちゃいけないわけですが、Issue を乗り越えてここまで来たということは、胸を張っていいところだと感じます。


上森(WOVN:MC)
着実に積み上げてきた感じはしますね。
社内にいると実感がないですが、世の中的に WOVN って有名になってきてる感じしますか?


本間(IF)
SaaS の中では間違いないでしょうね。
この水準の MRR の会社は数が限られてきますし、成長段階とは言えクオリティの高い1社になっていると思います。

昔はサービス名が読めないって言われたましたけど、イケてる会社になってくるとみんな読んでくるんですよね。「ウォーブン」って(笑)


林(WOVN)
当初から名前はわかりにくいと言われてましたね。本当は「i18n」って社名にしたかったんですけど、本間さんに本気で止められましたからね(笑)


村田(エイトローズ)
知る人ぞ知るになってきましたよね。投資の相談もたくさん来るんですけど、その中で WOVN の成功例を聞かれることも増えてきました。

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社長は目立たず、プロダクトが前に立つ

上森(WOVN:MC)
お時間も迫ってきたので、最後にメンバーから来た質問にお答えください。
林さんはどんな人ですか?


本間(IF)
エンジニアっぽいですよね、考え方が。組織・営業・資金調達に関しても0ベースで考えたがりますね。「他はこうやってるよ」ってこちらがアドバイスしても、それって WOVN らしいか? WOVN でもやるべきことなのか?を突き詰めるのが、良いところです。
ただ時間はかかりますね(笑)


林(WOVN)
そう思われてるんですね(笑)
自分のスタイルとしては「60年やります」って思ってるのでゆっくりでも確実にやりたい。人の考えを自分にインストールする時間が必要で、結果時間がかかっちゃってるかもしれないですね。


上森(WOVN:MC)
近道を探したりはしないですね。厨二病なのかな(笑)

林(WOVN)
あと目立たない社長を目指してます。あそこの会社の社長って誰なんだっけ?ってなるような。


本間(IF)
確かに知られてないね。普通この規模までくると「◯◯の誰々さん」ってなるけど、WOVN はプロダクトが前に出てますね。


村田(エイトローズ)
すごくいいですね。社長じゃなくて会社とかプロダクトの人格が前に出てる。


林(WOVN)
それ目指してます!前に出るの好きじゃないんで。自分の中のコアな性格と理想像がそういう方向なんです。


上森(WOVN:MC)
それでは突然のカットインですが、宴もたけなわ。本日は本間さん、村田さん、ありがとうございました!


林(WOVN)
たくさん褒めていただいちゃいましたが、奢らずに謙虚に日々の業務頑張りましょう!ありがとうございました。


Thank you💚
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